週4回の5kmランで持久力は向上している?散布図と線形近似曲線を使って調べてみた。
こんにちは。
テニス力の向上を目指して、日々トレーニングに励んでいるbokunologです。
最近はテニスをしない日は、Apple Watchで心拍を測りながら、ジョギング(5kmラン)に行っています。
そこで、日々のランニングで本当に体力が向上しているか、Excelを使って簡単な分析をしてみました。
分析の方法を考える
ここでは私なりに、持久力を「一定強度の運動をし続けることができる力」と定義してみました。つまり「より高い強度で、運動をし続けることが可能になれば」持久力が向上したと言えそうです。
ランニングでは
・運動強度=ランニングのペース
・運動し続ける能力=心拍数が低いこと(=余裕があること)
と考えることができそうですね。
例えば、1km5分30秒ペースで走った時の平均心拍数が160だったとして、日々のトレーニング結果として、同じ心拍数で1km5分ペースで走れるようになれば、体力が向上した証になりそうです。
そこでExcelに平均ペースと平均心拍数を入力して、月毎の散布図を作成して分析することにしました。
散布図を作ってみた結果
縦軸に平均ペース、横軸に平均心拍数をとっています。
例えば中心にある赤いポチは、1kmを320秒(=5分20秒)前後で走った時の平均心拍数が156であったことを表しています。
持久力が高い状況は「低い心拍数で早く走れる」ことですから、図の左下にプロットが多いほど持久力が高く、逆に図の右上にプロットが多ければ持久力が低いと言えます。
今回は(Apple Watchを入手したのが11月だったので)11月から月毎に色分けして、プロットをしています。赤は11月、青は12月、黄は1月に走ったものです。
なんとなく、赤色が右上付近に多い気がしますね。
線型近似曲線を追加してみた結果
さて、散布図だけだと少し分かりずらかったので、線形近似曲線を表示させてみました。(Excelって便利!!)
線形近似曲線とは、複数あるプロットの一番近くを通るように引いた線(らしい)です。
ペース(=運動強度)が上がれば、平均心拍数は高くなるなので、右下がりの直線になっていますね。
散布図のみの場合と比べて、線型近似曲線を追加した図だと月毎の傾向がよく分かりますね。
11月と比べると、12月と1月の線型近似曲線は明らかに図の左下に引かれており、体力が向上していることを示しています。
12月と1月を比べると大きな差はありませんが、2月の方が線の傾きが急なので、ペースを上げた際にも心拍数が維持されている(=強度の高い運動での持久力が向上した。)という傾向にありますね。
まとめ
散布図と線形近似曲線を使ったランニングの分析、いかがでしたでしょうか。
統計の元となる母数(=走った回数)が少ないものの、ある程度の傾向を把握できたような気がしています。
今回は1ヵ月毎でしたが、3ヵ月毎や1年毎に分析してみたら、更に面白そうですね。
皆さんも是非、試してみて下さいね。
おわり